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「家族が施設に入ることになったが、ペットを飼っていてどうしたらいいか困っている」
「家族のペットは引き取れないため、動物と一緒に入居できる施設があるのか知りたい」
と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
ペットと入居できる介護施設は、全国に約600件あります。この記事では、ペットと暮らせる介護施設の種類を解説します。
また、ペットと入居するメリットや、施設を利用するときの注意点もお伝えします。家族が施設入居の方針となり、ペットをどうしたらいいか悩んでいる方は読んでみてください。
あんしるでは、北海道でペットと入居できる施設を無料で紹介致します。お気軽にご相談ください。
ペットと暮らせる介護施設は、全国に約600件あります。北海道では、約40件の介護施設がペットと生活可能です。
ペットと過ごしてきた方は介護施設への入居をきっかけに、離れてしまうケースは少なくありません。
しかし、昔と比較してペットと暮らせる介護施設は増加傾向にあるため、ペットがいても入居できる場所は見つかる可能性が高いです。
施設によって、入居可能なペットの種類やサイズが異なるため、ホームページで確認したり、問い合わせの際に聞いたりしましょう。
ペットと暮らせる介護施設の主な種類は、下記のとおりです。
それぞれ見ていきましょう。
ケアハウスは、自立している方、要介護認定のある方が入居できる施設です。
飼育可能なペットは、小型犬など施設が認める場合に限ります。
ケアハウスは、他の介護施設と比較して費用が安いため、金銭的な余裕がない方もペットと暮らせる可能性が高いでしょう。
しかし、全国にペット可能なケアハウスは少ない点に注意が必要です。
ケアハウスごとに入居条件や飼育可能なペットが異なるため、気になる施設があったら問い合わせてみてください。
有料老人ホームは、自立している方や介護度のある方が入居できる施設で、ペットと暮らせます。
有料老人ホームには、「住宅型」「健康型」「介護型」の3種類があります。
自立している方は「住宅型」「健康型」、介護が必要な方は「介護型」に入居可能です。
有料老人ホームには、ペットへの設備やサービスが整っている施設もあります。ドッグランやグルーミングなどがあれば、生活するペットの満足度も高いでしょう。
グルーミングとは、ブラッシングやカット、シャンプー、爪切り、耳掃除など日々のお手入れを任せられるサービスです。
サービスが整っていると、たとえ介護が必要になり、ペットのケアができない状態でも、安心して預けられるのではないでしょうか。
また、有料老人ホームによっては、「住宅型・健康型」の近隣に、同じ会社が運営する「介護型」が近くにあり、介護が必要になり転居する際もペットの負担が少なく済みます。
ペットへのケアや設備も重視したいと考えている方に、有料老人ホームはおすすめです。
グループホームは、認知症の方が共同で生活する施設で、ペット可能な場所もあります。
しかし、グループホームは共同スペースで過ごす機会が多いため、ペットの入居可能な施設は少ない傾向です。
グループホームでは、ペットの世話は基本的に入居者がおこないます。もし、入居されている方の体調が悪化した場合は、身元保証人の方が引き取るケースがほとんどです。
また、共同生活のため、ペットが他入居者に吠えるなどトラブルの元となる可能性がある場合は、入居を断られる可能性があります。
ペット入居可能なグループホームを探す方は、見学時にペットを飼育している入居者がいるか確認しましょう。
ペットと暮らせる特別養護老人ホームは、2025年1月現在で神奈川県にある「さくらの里 山科」のみです。
要介護3以上でペット可能な特別養護老人ホームを探している方は、上記の施設に問い合わせてみましょう。
参考記事:神奈川県横須賀市|さくらの里山科 (社会福祉法人 心の会)
サービス付き高齢者向け住宅は、自立している方から要介護の方まで入居できる施設です。
ペットと暮らせるサービス付き高齢者向け住宅もあり、共有の足洗い場や水飲み場など設備が整っている施設もあります。
サービス付き高齢者向け住宅は、個室で過ごす方も多く、ペットと安心して過ごせます。また、有料老人ホームと比較してリーズナブルな料金で入居可能です。
「施設に入らなければいけないけれど、できる限り自由にペットと過ごしたい」と考えている方におすすめです。
サ高住の特徴について、下記の記事で詳しく解説しているため、気になる方は合わせてお読みください。
ペットと暮らせる介護施設に入居するメリットは、以下のとおりです。
一つずつ解説します。
ペットと暮らせる介護施設に入居すると、活動量の増加に期待できます。
ある論文によると、アニマルセラピーで犬と関わる機会がある施設の高齢者は、コミュニケーションの回数や活動量が増加したと報告されているのです。
通常の介護施設では、入居者と職員のみで過ごすため、刺激が少なくなりやすいのです。入居者同士で関わる機会があれば、活動量は維持できるでしょう。
しかし、施設の職員は限られた人数で働いているため、入居者と十分なコミュニケーションを取る時間は限られてしまいます。
入居者やスタッフと関わる機会が少なければ、活動量が低下し、認知症が進行するリスクもあるのです。
ペットと暮らせる介護施設に入居すると、活動量やコミュニケーションの機会が増加するため、認知症の予防や日常生活の動作を維持する効果に期待できます。
参考記事:認知症高齢者に対するイヌによる動物介在療法の有用性 (川崎医療福祉学会誌 Vol.17 No.2 )
高齢者福祉施設等で実施される「アニマルセラピーについての効果」の検証事業 (日本獣医師会雑誌 61巻)
ペットと暮らせる介護施設で過ごしていると、関わる相手がいるため、日々の生活で楽しみができます。
施設へ入居して、環境の変化による不安や、施設内の生活で不満があったとしても、ペットがいれば、ストレスを軽減して生活可能です。
また、認知症を発症している方は、環境の変化による影響を受けやすくなります。ときには攻撃的になることもあるのです。
ペットと入居できる施設を選ぶと、症状が落ち着いた状態で生活できるでしょう。
ペットと暮らせる介護施設に入居できると、家族は残されたペットを引き取れないと悩まずに済みます。
ペットと生活している方が病気により、自宅退院が難しくなると、動物を引き取りに行かなければいけません。
しかし、家庭の事情や今住んでいる場所がペットの飼育禁止の場合もあり、困ってしまうでしょう。
2024年にペットフード協会がおこなった調査によると、50~70代の方の約1割はペットと生活していると報告されています。
ペットを引き取れないと「この先どうすればいいの」と悩むケースは少なくありません。
ペットと暮らせる介護施設に入居できれば、お世話を依頼できたり、引取先に悩んだりせず済むでしょう。
参考記事:令和6年(2024年)全国犬猫飼育実態調査 (一般社団法人 ペットフード協会)
ペットと暮らせる介護施設を利用するときの注意点には、下記があります。
介護施設によって、入居できるペットの数が異なります。入居者一人につき、ペット一匹と決まっている施設もあるのです。
猫と生活する60~70代の方は、平均飼育頭数が1.76匹と報告されており、複数飼っているケースも珍しくありません。
ペットを複数飼っている場合は、施設に同居できる頭数を聞いておきましょう。
施設と相談のうえで、飼育能力があると判断されれば、複数のペットと同居できるかもしれません。
参考記事:令和6年(2024年)全国犬猫飼育実態調査 (一般社団法人 ペットフード協会)
ペットと暮らせる介護施設に入居するときは、入居・退去にかかる費用を調べましょう。
ペットと入居する場合は、通常より費用が多くかかるからです。
入居時には、入居費や月額費用、退去時は、修繕費用が通常のケースと比較して高くなります。
また、ペットフードや毎年のワクチン接種など、飼育にかかる費用が払えるのかも確認されるでしょう。
ペットフード協会によると、犬を飼育するときの年間費用は平均で約18万円、猫では約11万円と報告されています。
入居・退去にかかる費用を調べておくと、想定外の出費がなく、安心して施設でペットと過ごせるでしょう。
参考記事:令和6年(2024年)全国犬猫飼育実態調査 犬 飼育・給餌実態と支出(一般社団法人 ペットフード協会)
令和6年(2024年)全国犬猫飼育実態調査 猫 飼育・給餌実態と支出(一般社団法人 ペットフード協会)
ペットと暮らす介護施設に入居後、もしものことが起きたときの対応について確認しておきましょう。
入居している方が退去した際に、身元引受人が預かる、施設が飼育するなど介護施設ごとに対応が異なるからです。
もし、介護施設に飼育を続けてもらえる場合は、万が一のときも安心でしょう。しかし、身元引受人が預かる場合は、事前に対応を考えておかなければなりません。
入居された方が退去したときに、慌てることのないよう施設の対応を調べておきましょう。
今回は、ペットと暮らせる介護施設について解説しました。
ペットと暮らせる介護施設は、有料老人ホーム・ケアハウス・サービス付き高齢者向け住宅など、全国に約600件あります。
ペットと暮らせる介護施設に入居できると、心のよりどころがあり、これまで同様、家族と一緒に生活可能です。
あんしるでは、北海道内のペットと入居できる介護施設を探すお手伝いを致します。
あんしるにご相談いただいても、必ず施設紹介を利用する必要はありません。ご相談から入居まで無料で利用できるため、お気軽にお問い合わせください。