ケアハウスのデメリットは?なぜ安い?費用が安く済む理由やメリットも解説

「ケアハウスを利用したいけどデメリットが気になる」「ケアハウスはなぜ安いの?」と疑問のある方もいるのではないでしょうか。

ケアハウスのデメリットは、入居までに時間がかかる、介護が必要になると退去を求められるなどさまざまです。

ケアハウスは自治体からの補助を受けているため、費用が安くなっています。

この記事では、ケアハウスのデメリットや費用が安い理由について解説します。また、メリットや他の施設との違いもお伝えします。

ケアハウスのデメリット・メリットを知りたい方は読んでみてください。

ケアハウスのデメリット

ケアハウスの主なデメリットは、以下のとおりです。

  • 共同生活である
  • 入居までに時間がかかる
  • 介護が必要になると高額になるケースもある
  • 夜間に医療的な処置が受けられない
  • 認知症の症状や必要な介護によっては退去を求められる

ひとつずつ見ていきましょう。

共同生活である

ケアハウスは、一人ひとりに個室が用意されています。しかし、食事や入浴は決められた時間でおこなう施設も少なくありません。

定期的に入居者と顔を合わせる機会があるため、共同生活をしたくないと考えている方にはおすすめできません。

ケアハウスでの食事は、共有スペースで食べてもらうことで、入居者の健康管理や安否確認もおこなわれています。

また、入浴設備は共同となっているケアハウスがほとんどです。

しかし、施設によって、居室内にお風呂があったり、共用浴室以外に個人浴室が整っていたりします。

入居までに時間がかかる

ケアハウスは、厚生労働省の報告によると2023年10月時点で、全国に2,042施設と少ない傾向で、入居までに時間がかかります。

入居までに時間がかかる理由には、有料老人ホームなどの施設と比較して、費用が安いなどの理由があります。

入居までに時間がかかるため、早めに施設と面談して入居待ちに登録しておきましょう。

入居待ちに登録している間は、家族がサポートしながら自宅で生活したり、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅に入居したりして、空きを待つケースがほとんどです。

ケアハウスはすぐに入居できない可能性が高いため、入居待ちが出たときの対応も合わせて考えておきましょう。

参考記事:令和5年 社会福祉施設等調査の概況 (厚生労働省)

介護が必要になると高額になるケースもある

ケアハウスの月額費用は一般型であれば、約9~15万円です。しかし、介護が必要になると、介護サービスの利用料や要介護度に合わせて負担額が増加します。

介護が必要になると、一般型のケアハウスと比較して料金が高くなる点には注意してください。

参考記事:養護⽼⼈ホーム・軽費⽼⼈ホームについて (厚生労働省)

夜間に医療的な処置が受けられない

一般型ケアハウスでは、看護師が働いていない施設が多くあります。介護型であっても、日中は看護師が働いていますが、夜は不在になる施設もあるのです。

日中に吸引等の医療的ケアが必要であれば、受け入れてもらえるかもしれません。

しかし、夜間に吸引や胃ろうからの栄養、点滴管理が必要な方はケアハウスへ相談しても入居を断られる可能性が高くなります。

医療的なケアが必要な方は、ケアハウス以外の入居先も検討しましょう。

認知症の症状や必要な介護によっては退去を求められる

ケアハウスは、認知症の症状が悪化したり、介護が必要になったりすると退去を求められるケースがあります。

一般型のケアハウスでは、食事の提供などのサービスは受けられますが、施設の職員からの介護は提供されていません。

介護が必要になった場合は、訪問介護や訪問看護などの外部サービスを利用したり、施設を変えたりしなければいけません。

退去を求められるときは事前に相談があり、退去までの期限を決められます。当日にいきなり追い出されることはないため安心してください。

ケアハウスのメリット

ケアハウスのメリットは、下記のとおりです。

  • 費用が安い
  • 個室が用意されている
  • 生活における制限が少ない
  • 定期的なイベントが開催されており社会的な関わりを持てる

それぞれ解説します。

費用が安い

ケアハウスは費用が安いため、老人ホームの支払いに金銭的余裕がない方も安心して入居できます。

ケアハウスの費用が安い理由は、2004年に三位一体改革が実施され、自治体からの補助があるからです。

ケアハウスの月額費用の内訳には、下記があります。

  • 家賃・管理費
  • 生活費(食費・光熱費)
  • サービス提供費用
  • 介護保険サービス料(利用時のみ)

上記のうち、サービス提供費用(事務費)は、収入に応じて助成してもらえるのです。助成の対象となる年収は、310万円以下の方で、料金は以下のとおりです。

年収支払うサービス提供費(月額)
150万円以下10,000円
150万1円~160万円以下13,000円
160万1円~170万円以下16,000円
170万1円~180万円以下19,000円
180万1円~190万円以下22,000円
190万1円~200万円以下25,000円
200万1円~210万円以下30,000円
210万1円~220万円以下35,000円
220万1円~230万円以下40,000円
230万1円~240万円以下45,000円
240万1円~250万円以下50,000円
250万1円~260万円以下57,000円
260万1円~270万円以下64,000円
270万1円~280万円以下71,000円
280万1円~290万円以下78,000円
290万1円~300万円以下85,000円
300万1円~310万円以下92,000円
310万円以上全額

施設にかかる費用が高くて払えない方も、ケアハウスであれば入居できる可能性があります。

「お金がなくて施設を利用できない」と考えている方も、ケアハウス以外に入居できる老人ホームがあるため安心してください。

詳細は下記の記事で解説しているため、合わせて読んでみてください。

参考記事:軽費老人ホームのサービス提供に要する費用の基準等のあり方に関する調査研究事業 報告書 (一般財団法人日本総合研究所)

個室が用意されている

ケアハウスは原則個室であり、プライバシーを確保できる環境が整えられています。居室内には、キッチンやトイレなど、入浴以外の必要な設備が整っています。

特別養護老人ホームや介護医療院などは、多床室のみとなっている施設がほとんどです。個室と比べると他の方の生活音があり、必ずしもプライバシーを確保できるとはいえません。

ケアハウスであれば、個室で生活できるため、これまでの自宅と同様に生活できるでしょう。

生活における制限が少ない

ケアハウスは、食事や入浴以外の時間は自由に過ごせます。外泊や外出は、ケアハウスの職員に事前に申請しておくと許可が得られます。

毎日のスケジュールが決まっていないため、これまでの生活と同様に過ごせるでしょう。

注意点は、入居している部屋に1週間以上外泊する方がいると、入居金を請求される点です。

家族が帰省したり、友人と過ごしたりする場合は、施設のルールを守り、入居金がかからないようにしましょう。

定期的なイベントが開催されており社会的な関わりを持てる

ケアハウスでは、定期的にイベントが開催されます。主なイベントは下記のとおりです。

  • 家庭菜園
  • 運動・体操
  • 近隣公園の清掃
  • 緑化活動への参加
  • 福祉ボランティア
  • 近くのスーパーへの買い物送迎

施設によって、地域に合わせたイベントが開催されているため、日々の生活に刺激を得られるでしょう。

一人暮らしで他者と関わる機会が少ないと、日常生活に刺激がなく、生活の質が低下したり、認知機能に影響を及ぼしたりする可能性があるのです。

ケアハウスに入居すると、地域の方や入居者と社会的な関わりが持てるため、日々の生活が楽しくなるかもしれません。

ケアハウスの1日の流れ

ケアハウスの1日の大まかな流れは、以下のとおりです。

6:30~7:00起床
7:30~8:00朝食
9:00~11:00余暇時間・クラブ活動
12:00昼食
13:00~16:00入浴や余暇時間
18:30夕食
20:00就寝

一般型ケアハウスは、食事や入浴時間以外を自由に過ごせるため、細かいスケジュールは決まっていません。

介護型のケアハウスで、介護が必要な方はスケジュールが決まっている施設もあります。老人ホームの過ごし方については、下記の記事で解説しているため参考にしてください。

ケアハウス・サ高住・有料老人ホームの違い

ケアハウス・サ高住・有料老人ホームの違いは、下記のとおりです。

一般型ケアハウス介護型ケアハウスサ高住有料老人ホーム
入居条件60歳以上の単身者もしくは夫婦のどちらかが60歳以上
自宅での生活に不安がある
家族のサポートが難しい方
原則65歳以上かつ要介護1以上60歳以上の単身もしくは夫婦
要介護・要支援の認定を受けている60歳未満の方
老人
月額費用約8~15万円約10~20万円約10~30万円約10~30万円
サービス内容食事・入浴サービス食事・入浴・介護サービス安否確認・生活支援サービス入浴や排泄の介護
食事の提供
洗濯・掃除
健康管理のいず

施設によって、入居条件や提供されるサービス、毎月の費用が異なります。入居する方に必要なサービスを把握して、条件に合う老人ホームを選びましょう。

北海道内でどの施設が合っているかわからないと悩んでいる方は、一度あんしるへご相談ください。

ケアハウスのデメリットを把握して入居する施設を決めよう

今回はケアハウスのデメリットを解説しました。

ケアハウスのデメリットは、共同生活や入居までに時間がかかるなどさまざまです。

しかし、費用が安い、原則個室が用意されているなどデメリットと比較して、良いと感じるメリットもあります。

解説したメリット・デメリットを把握して、入居する方の希望条件に合う場合は、ケアハウスを探しましょう。

ケアハウスは、人気の施設で空きが出るまで時間がかかるケースもあります。北海道で条件に合うケアハウスを探している方は、あんしるにご相談ください。

あんしるでは、条件に合う施設を探すサポートを無料でおこなっています。「ケアハウスが合っているのか不安」などの相談も対応可能なため、お気軽にお問い合わせください。