(9:30~17:30)
電話番号クリックで発信
先日、花マルシェ内で行われた「老人ホームの選び方」というセミナーに初めて参加しました。
介護の現場で実際に働いている介護士さんや看護師さんのお話が聞けるとのことで、興味を持ち、今回思い切って足を運んでみました。
会場はセミナー専用のスペースがしっかりと用意されていて、落ち着いた雰囲気の中、じっくりとお話を聞くことができました。
最初にお話してくださったのは、介護施設の紹介を行っている藤谷さんという相談員の方です。
藤谷さんは元々、介護の現場で働かれていたご経験があり、ケアマネジャーとしても活躍されていたそうです。紹介会社で働く中でも、専門資格を持っている方は少ないとのことで、実際の現場を知っているからこその視点でお話をしてくださいました。
藤谷さんからは、老人ホームには様々な種類があり、料金や介護の体制、医療対応の有無など、それぞれに違いがあることを教えていただきました。
「病院」と一言で言っても、内科・眼科・皮膚科などに分かれているのと同じように、老人ホームも種類があり一括りにはできないのかなと思いました。
今回セミナーに一緒に登壇されていた「エルム澄川」という施設は、「住宅型有料老人ホーム」という種類にあたるそうです。
住宅型という名の通り、アパートやマンションのような造りの施設が多く、共用スペースには食堂やお風呂、娯楽室、フィットネスルームなどを備えているところもあるとか。介護が必要な方だけでなく、元気な方も入居できるのが特徴だそうです。
ただし、施設ごとにルールや条件が違うため、料金や食事の回数なども一律ではないとのこと。実際に見学したり、情報を比較して選ぶことが大切なのだと感じました。
セミナーの後半では、「エルム澄川」の介護士さんと看護師さんが登壇され、施設での生活の様子について詳しくお話してくださいました。
この施設には「小規模多機能型居宅介護」というサービスが併設されているそうです。
これは、デイサービス(通所)、ヘルパー(訪問介護)、ショートステイ(お泊まり)が一体になったサービスで、同じスタッフが関わるため、ご本人にもご家族にも安心感があるというお話でした。
通常はそれぞれ別々に契約することが多く、スタッフの入れ替わりや連絡の手間があるそうですが、小規模多機能型だと一カ所で完結する点がとても便利に感じました。
その後、実際の入居者さんの写真を見せていただきながら、日々のレクリエーションや食事の様子などを紹介していただきました。
私が特に印象に残ったのは「運動会」の写真です。
座ったままでも楽しめる内容になっていて、みなさん笑顔で応援したり競技に参加していたのがとても微笑ましく、「こういう形の運動会もあるんだな」と新鮮に感じました。
介護士さんと看護師さんの柔らかい雰囲気からも、施設全体が明るくアットホームな空気に包まれているのが伝わってきました。
正直、これまでは「老人ホーム」というと、寝たきりの方が静かに過ごす場所、どこか病院のようで退屈なのでは……というイメージを持っていました。
けれど、今回のセミナーを通して、施設によってできることが本当にさまざまで、イベントやレクリエーションが充実しているところもあることを知り、考えが大きく変わりました。
藤谷さんが「施設の種類だけでなく、同じ種類でも内容や特色は本当に様々」とおっしゃっていた意味が、実際に写真や現場の声を聞くことでよく分かりました。
建物の広さやスタッフの人数、施設ごとの方針などによって、「できること」や「大切にしていること」が全く違うのですね。
今回のセミナーでは、「特養」「デイサービス」「ヘルパー」など耳にしたことのある言葉に加え、「小規模多機能型居宅介護」や「介護サービス費の仕組み」など、初めて聞く内容もたくさんありました。
いざ家族に介護が必要になったとき、こういった知識がないと、何から調べればよいのか、どこに相談すればよいのか分からず、不安になると思います。
だからこそ、今のうちから少しずつでも知識を持っておくことの大切さを改めて感じました。
また機会があれば、ぜひこのような介護に関するセミナーに参加して、学びを深めていきたいと思います。
住宅型有料老人ホームエルム澄川のホームページはこちら有料老人ホームエルム澄川



