親の介護を施設に任せるメリット・デメリット|お金がないときの対応策も解説

「親の介護を施設に任せるメリット・デメリットや費用を知りたい」「お金がなくても施設に入れるのか教えてほしい」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

親の介護を施設に任せるメリットは、介護負担の軽減です。

デメリットは、施設に入居してから罪悪感を覚えたり、後悔したりする可能性があることです。

お金がなくても介護施設に入る方法の一つに、生活保護の受給があります。

この記事では、親の介護を施設に任せるメリット・デメリットを解説します。

また、施設でかかる費用や、お金が払えないときの解決策もお伝えします。

施設に介護を任せるべきか悩んでいる方は、読んでみてください。

親の介護を施設に任せるメリット

親の介護を施設に任せるメリットは、以下のとおりです。

  • 介護負担を軽減できる
  • 自分の生活を大事にでき

それぞれ見ていきましょう。

介護負担を軽減できる

介護を施設に任せると、日々の介助による体力や精神面、金銭的な負担を軽減できます。

要介護度が高くなると介護時間は増加し、要介護4・5の場合は、ほとんど終日介護をおこなっている方が約5割と報告されています。

「親のことは大切にしたい」と考えていても、実際に排泄や入浴の介護をおこなうと、心理的な負担を感じるケースが少なくありません。

脳梗塞により麻痺がある場合は、自身で体を思うように動かせず、食事や着替えなどで介助が必要になり、身体的な負担になります。

また、認知症や脳梗塞により性格が変わってしまい「今まで関わってきた親と違う」と感じる場合もあるのです。

いつまで続くかわからない介護生活に負担を感じてしまうでしょう。

介護施設に入居してもらうと、身体的・心理的な負担を軽減して親と良好な関係を保てます。

参考記事: 令和5年版高齢社会白書 健康・福祉(厚生労働省)

自分の生活を大事にできる

介護施設に入居してもらうと、自分の生活を大事にできます。

親の介護をおこなう場合、あなたの仕事や趣味に使える時間が減ってしまいます。

SOMPOホールディングスが2019年に実施した調査によると、約3割の方が仕事量を調整しており、約2割の方は離職したと報告されているのです。

親の介護をおこなうことも大切ですが、まずはあなたのことを第一に考えましょう。

自分の趣味や取り組みたい仕事がある場合は、介護施設に入居してもらうことも一つの手段です。

親の介護を施設に任せるデメリット

親の介護を施設に任せるデメリットは、下記の3つです。

  • 緊急時に駆けつけられない可能性がある
  • 自宅で介護するときと比較してお金がかかる
  • 施設に入れたことを後悔したり罪悪感を覚えたりする

一つずつ解説します。

緊急時に駆けつけられない可能性がある

親を介護施設に入居させると、緊急時に駆けつけられない可能性があります。

高齢になると、体調がいつ変化するかわかりません。

親が施設で危篤状態になっているときに、施設から連絡を受けても最期に間に合わない可能性があります。

施設で体調が悪くなったり、危篤状態になったりしたときは、スタッフから連絡が届くため、できるだけ早く対応できる体制を整えておきましょう。

自宅で介護するときと比較してお金がかかる

老人ホームに入居すると、自宅で介護するときと比較してお金がかかる可能性があります。

生命保険文化センターによると、毎月かかる介護費用は自宅が平均4.8万円、施設で平均12.2万円と報告されています。

自宅で介護する場合は、介護費用以外にも食費がかかり、家族が介助に関わる時間も必要です。

先ほども解説したように、家族が介護のために仕事量を調整しているケースもあるでしょう。

家族が仕事を少なくしたり、退職したりする場合は、その分給料も減少するため、費用に大きな差はありません。

親の介護が負担に感じている場合は、約8万円の差があったとしても、施設に任せるほうがメリットがあるといえるでしょう。

参考記事:介護にはどれくらいの費用・期間がかかる?(公益財団法人 生命保険文化センター)

施設に入れたことを後悔したり罪悪感を覚えたりする

親を施設に入居させた方の中には、後悔したり罪悪感を覚えたりする方もいるかもしれません。

しかし、親の介護を負担に感じながら生活すると共倒れになる危険性があるのです。

無理して親の介護を続けるよりも、あなたの体調や不安を解消することを優先して問題ありません。

もし、親が施設に入居して後悔する場合は、定期的に面会したり、余裕のあるときに外泊したりすると、良好な関係を保てます。

施設へ面会する頻度や時間について知りたい方は、下記の記事で解説しているので参考にしてください。

親の介護を施設に任せるときにかかる費用

親の介護を施設に任せるときにかかる費用は、下記のとおりです。

施設の種類月額費用入居金
特別養護老人ホーム約9~13万円0円
介護老人保健施設約8~15万円0円
介護医療院約8~15万円0円
グループホーム約8~15万円0~約16万円
ケアハウス約8~13万円0~約30万円
有料老人ホーム約10~50万円0~数千万円
サービス付き高齢者向け住宅約10~30万円0~約100万円

有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅の月額費用や入居金は、施設により異なります。

負担のない範囲で支払える施設を選びましょう。

各施設の入居条件や特徴については、下記の記事で解説しているので、気になる方は読んでみてください。

親の介護にかかる費用を払えないときの解決策

「親の介護を施設に任せたいけど費用が払えなくて困っている」と悩んでいる方もいるでしょう。

親の介護にかかる費用を払えないときの主な解決策は、以下の2つです。

  • 生活保護を検討する
  • 施設紹介サービスに相談する

それぞれ解説するため、参考にしてください。

また、他の解決策についても下記の記事で解説しているので、合わせて読んでみてください。

生活保護を検討する

介護にかかる費用を払えないときは、生活保護を検討しましょう。

生活保護は親と住んでいる場所が異なる、もしくは同じ家に住んでいても、親に介護が必要と認められると利用できる制度です。

生活保護を受給できると、本人の収入に応じた住宅扶助や介護扶助、医療扶助などを受けられます。

収入がない場合は、自己負担なく施設に入居できるのです。

お金がないために施設を諦めている家庭でも、生活保護を利用して入居先が見つかったケースが多くあります。

生活保護を申請する方は本人以外にも、子どもや同居の親族であれば可能です。

まずは福祉事務所に相談してみましょう。

生活保護で入居できる施設や費用について下記の記事で解説しているので、合わせて読んでみてください。

施設紹介サービスに相談する

介護施設にかかる費用を払えないときは、施設紹介サービスへの相談も一つの手段です。

施設紹介サービスでは、今の収入状況で入居できる施設を探してもらえるのです。

無収入の場合は難しいかもしれませんが、都心部以外であれば、月額8万円程度から入居できる施設があります。

あんしるでは、北海道内の施設を無料で探すサポートをしています。

施設探しだけでなく相談も受け付けているので、親の介護で悩んでいることがある方は、お気軽にお問い合わせください。

親を介護施設に入れる目安・タイミング

親を介護施設に入れる目安・タイミングには、下記があります。

  • 介護と仕事の両立が難しくなった
  • 夫もしくは妻が亡くなり一人暮らしになった
  • 認知症を発症して一人での生活に不安がある
  • 病気や入院により自宅での生活が現実的ではない

家庭により親を介護施設に入れるタイミングはさまざまです。

しかし、多くの家庭では親が脳梗塞、骨折など、病気での入院がきっかけです。

入院により起き上がりや立ち上がりができなくなったり、認知症を発症したりして、施設に入居してもらうケースが多くあります。

北海道や東北など積雪のある地域では、雪かきが一人でできなくなり施設に入居する家庭もあります。

親の介護について悩み始めたら、施設に入れるタイミングかもしれません。

北海道で親の介護施設に入居してもらうべきか悩んでいる方は、あんしるにご相談ください。

無料で対応致します。

老人ホームを検討するタイミングについては、下記の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

まとめ|親の介護を負担に感じるときは施設に相談しよう

親の介護を施設へ任せると、下記のメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
● 介護負担を軽減できる
● 自分の生活を大事にできる
● 緊急時に間に合わない可能性がある
● 自宅で介護する場合と比べて料金がかかることもある
● 施設に入居させて後悔や罪悪感を覚える

しかし、デメリットは定期的な面会で解消できるものもあります。

親の介護は、介護量が多くなると負担に感じてしまい、無理をしてしまう方も少なくありません。

介護が負担に感じるときは、短期間からでも施設に入居してもらい休息を取れる環境を整えましょう。

あんしるでは、札幌を中心に北海道全域の施設を無料で紹介しています。

親の介護を施設に任せるべきか不安な方は、相談のみでの利用も可能です。

悩みを相談するだけでも負担は軽くなるため、お気軽にお問い合わせください。