終活で片付けは何歳から始める？コツや家族に取り組んでもらえないときの対応も解説

「終活で片付けから始めたいけどどう取り組んだらいいかわからない」「家族に協力してほしいけど手伝ってもらえない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

終活でおこなう片付けは、50～60代で始めるのがおすすめです。

片付けは、一度にすべて整理する必要はありません。範囲を決めて少しずつ取り組みましょう。

家族に協力してもらえない場合は、強制しないことも一つの手段です。

この記事では、終活で片付けを始める年齢やコツ、家族に協力してもらえないときの対処法を解説します。

終活で片付けに取り組みたいと考えている方は、読んでみてください。

終活を始めるのは50～60代がおすすめ

終活を始めるのは、50～60代がおすすめです。

50～60代は70代以上と比較して、片付けに取り組んでも疲労を感じにくいからです。

片付けは取り組んでみると「意外と疲れる」と、経験した方もいるのではないでしょうか。

70代以上で片付けに取り組むと、疲労を感じやすくなったり、筋力の低下により重いものを持った際に腰痛や骨折に繋がったりする可能性があります。

しかし、70代以降であっても片付けを諦める必要はありません。

今取り組もうと思ったときが、始める時期だからです。

早い段階から取り組むと、あなたが年齢を重ねてから、掃除が大変と感じずに済みます。

次の章で、終活で片付けに取り組むためのコツを解説するので参考にしてください。

終活で片付けに取り組むときのコツ

終活で片付けに取り組むときのコツは、以下のとおりです。

• 家族と協力して取り組む
• 少しずつ範囲を決めて片付ける
• 書類や必要なパスワードはわかる場所に保管する
• いらないモノ・考えるモノ・必要なモノに分けて考える
• 自分で取り組めないときは業者へ依頼する

一つずつ見ていきましょう。

家族と協力して取り組む

終活に取り組む際は、家族と協力しましょう。

家族で住んでいる家に収納されているものは、あなたの所有物だけではありません。

家族が大事にしているものを勝手な判断で処分してしまうと、家族関係が悪くなってしまいます。

また、ものが多い家庭では、一人で片付けに取り組もうとしても、なかなか踏み切れないケースがあるのです。

家族と協力すると、ものが多い家庭でも疲れずに片付けに取り組めるでしょう。

少しずつ範囲を決めて片付ける

終活の片付けは、少しずつ範囲を決めて片付けましょう。

片付ける量が多いと、一度で片付けようと意気込みを持っても、なかなか取り組めないかもしれません。

また、一度にすべての片付けを終わらせようとすると、時間がかかり、疲れも溜まってしまいます。

範囲を決めて取り組むと、これまで過ごしてきた思い出を振り返りながら、片付けるものを決められます。

自分の生活・歴史を振り返る時間も、終活における取り組みの一つです。

終活における片付けは、一度で終わる必要はないため、少しずつ取り組んでみましょう。

書類や必要なパスワードはわかる場所に保管する

終活をするうえで、書類やパスワードはあなたや家族がわかる場所に保管しましょう。

たとえば、土地の契約書や金融・保険に関する書類など、原本が必要なものです。

あなただけがわかる場所に保管すると、いざというときに家族が困ってしまいます。

書類を片付ける際は、原本が必要な書類を誤って処分しないように注意しましょう。

また、書類だけでなく、インターネットで使用しているアカウントのログイン情報・パスワードも保管しておきましょう。

今までの確定申告書など原本が不要な書類は、データ化すると紙の量を減らせるため、活用してみてください。

いらないモノ・考えるモノ・必要なモノに分けて考える

片付けるときは、いらないモノ・考えるモノ・必要なモノに分けて考えましょう。

いらないモノ・必要なモノのみでは、片付けがスムーズに進まないからです。

片付けていると、思い出の品など「しばらく使ってなかったけど捨てるべきか判断に迷う」と感じるモノが必ずあります。

迷う場合は、すぐに処分する必要はありません。迷った状態で処分してしまい、後悔するケースもあるからです。

判断に迷うモノは「1年使用しなかったら捨てる」など、あなたなりのルールを作ったり、家族で話し合ったりして方針を決めましょう。

3つの選択肢を作っておくと、終活での片付けもスムーズに進みます。

自分で取り組めないときは業者へ依頼する

終活に取り組もうと思っても「物が多すぎて無理」「重い物が多くて一人で作業するのは不安」と感じる場合は、業者への依頼も検討しましょう。

業者に依頼すると、不要な物をまとめて処分してもらえます。

事前に残しておく物品を聞いてもらえるため、処分してほしくなかったものまで片付けられる心配はありません。

料金はかかりますが、家財が多くて片付けられないと悩んでいる方は一度相談してみるとよいでしょう。

北海道内で「片付けが自分だけでは取り組めない」と悩んでいる方は、無料で相談できるいえ助をご紹介します。

あんしるへお気軽にお問い合わせください。

家族に片付けを取り組んでもらえないときの対応策

家族に片付けの協力を依頼しても、取り組んでもらえないときの対応策は、下記の2つです。

• 片付けを強制しない
• 片付けてもらえない場合は亡くなってから業者に依頼する

それぞれ解説します。

片付けを強制しない

親に片付けを相談しても、非協力的な場合は強制する必要はありません。

非協力的な姿勢に苛立ちを覚えたり、不満に感じたりするでしょう。

しかし、家族が非協力的なケースはよくあるものです。

理由は「めんどくさい」「終活は自分のことを最期と思っているようで取り組んでほしくない」など、さまざまです。

片付けを強制すると、家族関係が悪くなるリスクがあります。

協力を相談しても取り組んでもらえない場合は、諦めることも考えましょう。

片付けてもらえない場合は亡くなってから業者に依頼する

片付けに取り組んでもらえず、体調が悪くなったり、亡くなったりしたときは、そのときに業者へ相談する方法も一つの手段です。

亡くなった後の片付けは、葬儀やさまざまな手続きなどで疲れているため、すぐに取り組むのは難しいのです。

当社にも同様のケースで依頼される方がいます。

たとえ、家の片付けができなくても、業者へ相談すれば対応してもらえるため、安心してください。

まとめ｜終活の片付けは早期から始めよう

今回は、終活における片付けについて解説しました。

片付けは、50～60代と早いうちから取り組むのがおすすめです。

取り組むときは、少しずつ範囲を決めて、時間をかけて片付けましょう。

少しずつ取り組むことで、あなたのこれまでの生活を振り返りながら、終活を進められます。

あんしるでは、北海道内で老人ホームの無料紹介サービスをおこなっています。

自宅での生活が難しくなり「そろそろ施設も検討する時期かもしれない」と感じている方は、お気軽にお問い合わせください。

また、終活について詳しく知りたい方は、6/27に「フリエホールつきさむ」でおこなわれるセミナーで詳しく解説するので、ご参加ください。