家で介護できないときはどうしたらいい?短期間で施設を見つける方法も解説

「家で介護しているけどご飯を食べてくれなくてどうしたらいいかわからない」「介護以外にも病院の付き添いで自分の時間が取れない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

ご飯を食べてもらえないときは、食事回数を1日2回に変更したり、1回の食事量を減らしたりしてみてください。

介護量が増えて負担が大きい場合、老人ホームへの入居を検討する時期かもしれません。

主な相談先は、ケアマネジャーや医師、看護師や介護士です。

この記事では、家で介護できないと感じる理由や、そのまま続けるリスクについて解説します。

介護ができないときの解決策についてもお伝えするため、読んでみてください。

家で介護できないと感じる理由

家で介護できないと感じる主な理由は、下記の3つです。

  • 自分の時間がなくなる
  • 介護が未経験のため自信がなくなる
  • 頼りにしていた家族が変わってしまい受け入れられない

ひとつずつ見ていきましょう。

自分の時間がなくなる

家で介護をする場合、介護の時間を作らなければいけません。

仕事や家事に加えて介護をすると、自分の時間がなくなるため「介護できない」と感じるでしょう。

厚生労働省の調査によると、要介護度が上がると介護の時間も増加すると報告されています。

要介護3以上になると、約6割の方が2~3時間以上介護しているのです。

要介護度必要なときのみ介護2~3時間程度介護約半日は介護ほとんど終日介護
要支援165.6%3.2%4.1%3.1%
要支援263.7%8.7%1.7%3.7%
要介護155.3%12.4%8.9%11.8%
要介護245.0%16.4%12.3%17.0%
要介護326.0%11.5%21.9%31.9%
要介護417.4%9.4%20.0%41.2%
要介護52.5%9.1%17.2%63.1%

また、介護を受ける方は通院も必要なケースがほとんどです。

病院への付き添いは待ち時間が長く、一日が終わることも珍しくありません。

家で介護をしながら自分の時間を作るには、病院付き添いサービスの利用や後半で解説する解決策の利用も検討してみてください。

参考記事:誰が介護している?介護にかける時間は?(公益財団法人 生命保険文化センター)

未経験のため介護技術に不安がある

自宅で介護が必要になるケースでは、多くの方が介護を未経験で不安です。

食事介助やおむつ交換、体の向きを変える方法は、看護師や介護士から教えてもらうと徐々に慣れる方もいるでしょう。

しかし、口や鼻から痰を吸引する技術などは、練習しても不安が解消できません。

介護するうえで技術に不安がある場合、続けられないと感じてしまうでしょう。

頼りにしていた家族が変わってしまい受け入れられない

頼りにしていた家族が脳梗塞や認知症により、以前と大きく変わってしまいます。

「親だから介護をしなければいけない」と思っていても、なかなか受け入れられないでしょう。

受け入れられない状況で介護を続けると、疲れやストレスにより精神的な不調を引き起こす可能性があります。

疲労やストレスを感じたときは、無理に家で介護する必要はありません。

入院中であれば病院スタッフに相談できるため「今後は自宅退院ではなく老人ホームへの入居で進めたい」と伝えましょう。

家で介護している場合、地域包括支援センターや施設紹介サービスへの相談がおすすめです。

家で介護できないと感じながら生活を続けるリスク

「家で介護はできない」と感じながら生活を続けるリスクは、以下のとおりです。

  • 疲労やストレスが溜まってしまう
  • 家族関係が悪化する可能性がある

それぞれ解説します。

疲労やストレスが溜まってしまう

先ほども解説したように、「家で介護はもう無理だ」と思いながら介助していると、疲労やストレスが溜まります。

不満を抱えた状態ではリラックスができず、交感神経が優位になっています。

交感神経が優位になるとイライラしやすくなったり、夜に眠れなくなったりするため、さらに疲労やストレスが溜まる負のループになるのです。

疲労やストレスが溜まると、うつ病の発症リスクが高くなり、介護が終わった後の生活にも影響を及ぼす可能性があります。

家族関係が悪化する可能性がある

不満を抱えながらの介護は、家族関係が悪化するリスクがあります。

あなたのイライラや疲労が溜まった状態では、親が食事や排泄に失敗したり、大声を出したりしたときに暴力や暴言などを起こすかもしれません。

親の介護を放棄する虐待につながるケースもあるのです。

「家で介護できない」と感じたときの解決策

家で介護できないと感じたときの解決策は、下記があります。

  • 利用できるサービスがあるか調べる
  • ご飯は無理に食べてもらおうとしない
  • 介護保険サービスを利用して自分の時間を作る
  • 周囲の方に相談する
  • 親の介護を施設に任せる

ひとつずつ解説するので、参考にしてください。

利用できるサービスがあるか調べる

「家で介護できない」と感じたときは、専門機関へ相談して利用できるサービスを教えてもらいましょう。

利用できるサービスは市区町村や要介護度で異なり、自分で探すのは難しいです。

現在入院中であれば退院支援担当のスタッフ、自宅で介護している場合は地域包括支援センターや施設紹介サービスに相談してみてください。

相談するときは、あなたが抱えている介護に関する悩みにも対応してもらえます。

ご飯は無理に食べてもらおうとしない

家での介護が大変と感じる理由に、食事介助があります。

高齢になったり病気になったりすると、なかなか食べてもらえません。

しかし、必ずしも3食食べる必要はないのです。

活動量が減少すると必要なカロリーも少なくなるため、1日1~2食程度でも問題ありません。

食べる量が少ないときは、カロリーの多いゼリーや飲み物、ご本人が好きな物を食べてもらうとよいでしょう。

認知症かつ動ける方が食事を拒否する場合、作り置きしたご飯を置いておく方法があります。

空腹感があるときに食べてくれるため「食事を食べてくれない」と悩む機会が減ります。

全く食べない日が続くと、脱水や体調不良になっている可能性があるため、早めに医師に相談してください。

介護保険サービスを利用して自分の時間を作る

家で介護できないと感じたときは、介護保険サービスを利用して自分の時間を作りましょう。

先ほども解説したように、ストレスや疲労が溜まります。

自宅で介護しながら利用する介護保険サービスには、下記があります。

サービス対応時間
訪問介護20~60分
訪問看護30分~1時間
デイサービス4~8時間
ショートステイ1~14日間

介護から離れる時間ができると、あなたがやりたいことに取り組めるため、ストレスや疲労の軽減に期待できるでしょう。

サービスによって対応時間や費用が異なるため、利用前にケアマネジャーに相談してくださいね。

参考記事:どんなサービスがあるの? – 訪問介護(ホームヘルプ)(厚生労働省)

周囲の方に相談する

家族が介護に非協力的な場合は、「限界がきている」と相談しても頼りにならない可能性があります。

介護に限界を感じるときは、地域包括支援センターや医師、ケアマネジャー、訪問看護のスタッフに相談しましょう。

相談すると、今の状況に合わせた解決策を提案してもらえます。

また、施設に入居してほしいと考えていても周囲の家族が反対して話が進まない場合も、ケアマネジャーへ相談しましょう。

ケアマネジャーや医師など専門職が同席すると、今後の方向性をスムーズに決められます。

介護で忙しく、地域包括支援センターに相談する時間がない方は、施設紹介サービスへの相談も一つの手段です。

北海道で相談したいことがある方は、あんしるへお問い合わせください。

親の介護を施設に任せる

自宅で介護できないと感じるときは、親を施設に任せる方法を検討する時期です。

施設に任せると費用が今までよりかかったり、親に申し訳ないと感じたりするでしょう。

施設の月額費用は生命保険文化センターによると、平均13.8万円と報告されています。

費用が高い老人ホームもありますが、自宅で介護するときと料金が大きく変わらない施設もあるため安心してください。

介護をおこなった場所・要介護度平均月額費用
自宅・要介護38.5万円
自宅・要介護412.4万円
自宅・要介護511.3万円
施設13.8万円

また、「親に申し訳ない」と感じる方は少なくありません。

しかし無理して介護を続けると、介護疲れになってしまいます。

介護できないと感じたときは、一旦休んでも問題ありません。

親の介護を施設に任せるメリット・デメリットは下記の記事で解説しているので、気になる方は読んでみてください。

参考記事:介護にはどれくらいの費用・期間がかかる?(公益財団法人 生命保険文化センター)

家で介護できないと感じている方からよくある質問

要介護5や寝たきりで自宅介護は無理ですか?

要介護5や寝たきりで自宅介護は無理ではありません。

複数のサービスを利用して、自宅で介護している方もいます。

しかし、介護する方が一人だったり、仕事をしていたりする場合は、現実的ではないかもしれません。

施設介護と在宅介護の違いはありますか?

施設介護と在宅介護の主な違いは、介護を受ける場所や生活における自由度です。

施設介護の場合、老人ホームのルールを守る必要があります。

在宅介護であれば、本人の希望に沿った生活が可能です。

在宅介護・施設介護の違いについて下記の記事で解説しているので、参考にしてください。

親を施設に入れたいけどお金がないときはどうしたらよいですか?

親を施設に入れたくてもお金がないときは、生活保護の受給や安い費用で生活できる老人ホームを探しましょう。

都心部の老人ホームは費用が高いですが、郊外になると安く入居できる施設もあります。

お金がなくて施設に入れられないと困っている方に向けて、解決方法を下記の記事で紹介しているので合わせて読んでみてください。

まとめ|家で介護できないときは介護保険サービスを活用しよう

「家で介護できない」と感じるときは、介護保険サービスを活用しましょう。

サービスを利用すると、考えていたよりも自宅での介護が現実的になるかもしれません。しかし、仕事や家庭が忙しく家での介護ができない方もいるでしょう。

自宅での介護が難しい場合は、老人ホームへの入居を検討してみてください。

ご本人の希望に合う施設が見つかると、お互い安心して生活できます。

あんしるでは、北海道内で希望に合う老人ホームを無料で探します。

最短2週間で老人ホームに入居できるケースもあるため、急いでいる方もお気軽にご相談ください。