老人ホームの探し方5選!相談窓口の特徴や施設を選ぶポイントも解説

「老人ホームの探し方は誰に相談したらいいのかわからない」
「たくさんの施設がありすぎて、どこに決めたらいいの?」
「介護疲れですぐに施設を探したいときはどうしたらいい?」
と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?

老人ホームを探すときは、老人ホーム紹介センターや地域包括支援センターなどの相談窓口があります。

すぐに施設を決めたい方は、老人ホーム紹介センターへの相談がおすすめです。

この記事では、老人ホームの探し方5選や探すときのポイントを解説します。老人ホームの探し方で悩んでいる方は読んでみてください。

あんしるは、北海道に特化した無料で利用できる施設紹介サービスです。これまでに約30件の施設紹介の実績があります。

すぐに入居できる施設や探し方がわからないと悩んでいる方は、お問い合わせください。

老人ホームの探し方5選

老人ホームの探し方には、下記の5つがあります。

  • 老人ホーム紹介センター
  • 地域包括支援センター
  • 担当ケアマネジャー
  • ソーシャルワーカーに相談する
  • インターネットで老人ホームに直接問合せ

一つずつ解説します。

老人ホーム紹介センター

老人ホーム紹介センターは、希望する条件を伝えると、要望を満たす施設を探してもらえるサービスです。また、施設の探し方や入居に関する悩みも相談可能です。

老人ホームの数は増加しており、「どこに決めたらいいかわからない」と悩んだり、自身で条件に合う施設を探すのは困難かつ時間がかかったりします。

また、施設の見学日程や入居への手続きもサポートしてもらえるため、老人ホームの入居手続きに慣れていない方も安心して任せられるでしょう。

あんしるでは、北海道に特化した老人ホームの紹介を行っています。北海道で施設の探し方について悩んでいる方はご相談ください。

関連記事:令和4年 介護サービス施設・事業所調査の概況 (厚生労働省)

地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護に関する悩みを相談できます。老人ホームの探し方で困っていたり、介護に関する疑問があったりなど、悩みは一人ひとり異なります。

「こんなことも相談していいの?」と感じるかもしれませんが、地域包括支援センターは介護される方と家族を支援する役割があるため、気軽に相談してみましょう。

相談する際は、お住まいの市町村にある地域包括支援センターに訪問もしくは電話します。ほとんどの地域包括支援センターは平日のみの営業です。

2024年4月時点で北海道にある地域包括支援センターは、284ヵ所です。北海道のホームページを確認して、近隣の地域包括支援センターに相談してみてください。

参考記事:地域包括支援センターについて(相談先) (北海道オープンデータ CC-BY4.0)

担当ケアマネジャー

担当のケアマネジャーに、今後老人ホームの利用を考えていると相談してみましょう。老人ホームの探し方や、今の状態で利用できる施設を紹介してもらえるかもしれません。

注意点として、ケアマネジャーは施設や介護保険などの知識はありますが、老人ホームを探す能力には個人差があります。そのため、必ずしも希望の施設を紹介してもらえるとは限りません。

また、ケアマネジャーは複数の利用者を担当しているため、施設を探す際に時間がかかってしまうかもしれません。

急いでいるときはケアマネジャーへの相談と並行して、他の方法で老人ホームを探しましょう。

ソーシャルワーカーに相談する

病院に入院中であれば、院内のソーシャルワーカーに相談しましょう。

ソーシャルワーカーは、病状や現在の日常生活における動作を理解しており、施設を探すことに慣れているため、スムーズに進む可能性が高いです。

しかし、ソーシャルワーカーも先ほど解説したケアマネジャーと同様に、多くの患者を担当しています。病状によっては、施設がすぐに見つからないケースもあるでしょう。

ソーシャルワーカーに任せっきりではなく、自分たちでも条件に合う老人ホームがないか探しましょう。

ソーシャルワーカーに施設を選定してもらえたら、早く施設を見学できるように体制を整えておくことも大切です。

インターネット検索で老人ホームに直接問合せ

老人ホームの入居を考えているエリアが決まっている方は、インターネットで調べてみましょう。

インターネット検索では、老人ホームのホームページで施設の雰囲気や設備がわかります。気になる施設があれば、自身で外観を見に行くことも可能です。

実際に見学したい場合は。施設に電話やメールで問い合わせましょう。担当者に対応してもらえて、入居の相談や老人ホームの見学ができます。

老人ホームの種類

老人ホームの種類には、下記があります。

施設の種類北海道内の施設数
介護付き有料老人ホーム187ヵ所
住宅型有料老人ホーム1,001ヵ所(未届け24ヵ所含む)
サービス付き高齢者向け住宅533ヵ所
グループホーム980ヵ所
軽費老人ホーム(ケアハウス)125ヵ所
特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)508ヵ所
介護老人保健施設184ヵ所
介護医療院50ヵ所

各施設の特徴は下記で解説しているため、参考にしてみてください。

関連記事:老人ホームの過ごし方は?1日のスケジュールや楽しく過ごせる工夫についても解説 (あんしる)

参考記事:介護保険事業所・老人福祉施設一覧 (北海道オープンデータ CC-BY4.0)

北海道のサービス付き高齢者向け住宅一覧 (サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム)

老人ホームを探すときのポイント

老人ホームを探すときのポイントは、以下の通りです。

  • 老人ホームのおおまかな場所を決めておく
  • 月にかけられる費用を決める
  • 入居できる時期がいつか確認する
  • 要介護度を把握する
  • 入居する方に必要な介護・医療サービス体制を調べておく
  • 複数の施設を比較して検討する

それぞれ見ていきましょう。

老人ホームのおおまかな場所を決めておく

老人ホームを探すときは、家族が通いやすいおおまかな場所を決めておきましょう。

入居後も面会に行ったり、緊急時に施設から呼ばれたりしたときに通いやすい場所の方がよいからです。

もし、老人ホームが遠い場所になると面会に通うのが大変になってしまい、月日が経つにつれて面会の回数が少なくなってしまう可能性があります。

面会の回数が少なくなると、入居した方の楽しみが減り、家族関係の悪化につながるかもしれません。

気軽に通える場所であれば面会にも行きやすくなります。老人ホームの場所は、通える範囲内とおおまかに決めておくとよいでしょう。

月にかけられる費用を決める

月にかけられる費用を決めておきましょう。

たとえば「年金の範囲内で過ごせる施設がよい」「資産を崩しながら充実した設備の老人ホームで過ごしてほしい」など、入居する方の資産状況に応じて費用は異なります。

注意点として月にかかる費用が高くても、満足度が高くなるとは限りません。費用の範囲内で満足度の高い施設を選びましょう。

施設ごとにかかる費用の目安は下記を参考にしてください。

入居できる時期がいつか確認する

老人ホームを探す際は、いつ入居できるかの確認が重要です。

人気の施設は、入居待ちの可能性があるからです。入居待ちの場合は、目安期間を聞いておきましょう。

もし、すぐに老人ホームへ入居しなければいけないときに、入居待ちの施設1ヵ所のみに申し込んでいると、入居できるまで自宅で介護する必要があります。

自宅での介護が難しい場合は、入居したい施設に空きが出るまで他の老人ホームを利用することも可能です。

自宅で介護できない状態にも関わらず、自宅退院とならないように老人ホームの入居時期を確認しておきましょう。

要介護度を把握する

入居する方の要介護度によって、利用できる施設は異なります。

たとえば、要介護1の方が特養を利用したいと考えている場合、基本的に要介護度3以上の方が対象となるため、入居できない可能性が高いです。

また、要介護度によって負担額も変わります。厚生労働省によると、要支援1の方の利用限度額は50,320円/であり、要介護5の方は362,170円/月です。

現在の要介護度が合っていないと感じる場合は、区分変更の申請も検討しましょう。要介護度を把握して、利用できるサービスや限度額の中でサービスを利用しましょう。

参考記事:サービスにかかる利用料 (厚生労働省 介護サービス情報公表システム)

入居する方に必要な介護・医療サービス体制を調べておく

入居する方にとって必要な介護・医療サービスが提供されるのかを調べることは、探すときのポイントの一つです。

もし、入居する方に糖尿病があり定期的にインスリン注射が必要な場合は、看護師が常駐している施設を選ばなければいけません。

また、認知症でトイレ誘導が必要な場合は、介護サービス体制の整っている老人ホームへ入居する必要があります。

もし、介護・医療体制が整っていない老人ホームで入居手続きを進めてしまうと、必要な医療サービスが提供されないだけでなく、対応できないからと退去を迫られるケースもあるのです。

入居する方が抱える疾患と介護・医療サービス体制が問題ないか調べておくと、後から対応できないと断られる可能性を軽減できます。

複数の施設を比較して検討する

施設の見学を1ヵ所のみで入居を決めてしまった場合、後から他の老人ホームを見て失敗したと後悔するかもしれません。

複数の施設を比較すると、本人、家族ともに納得して老人ホームを決められます。施設ごとに雰囲気やスタッフの違いがあり、見学するとわかることもあるでしょう。

複数の施設を見学するときは、3ヵ所程度が目安です。

見学する施設が多くなると、どこに決めたらよいかわからなくなったり、施設見学にかかる労力が負担になったりしてしまうからです。

複数の施設を見学する際に、ご自身で日程調整をすると負担に感じるかもしれません。

北海道内の老人ホームであれば、あんしるに相談すると、条件に合わせた施設選定から見学日程の調整まで任せられます。

老人ホーム入居までの流れ

老人ホーム入居までの流れは、下記の通りです。

  1. 施設探しの相談
  2. ホームページや資料の取り寄せ
  3. 見学
  4. 契約・入居

施設探しを、先ほど解説した5つの方法のいずれかで行います。相談・検索して気になる施設が決まれば、ホームページの確認や入居にかかる費用などの資料を取り寄せて比較・検討します。

見学する施設が決まったら、実際にご家族が訪問して入居するか決めましょう。見学をして合わないと感じた場合は、契約を断っても問題ありません。

施設が決まると、契約後に入居となります。

老人ホーム紹介センターを利用したときの、相談から入居にかかる詳しい流れは、下記で解説しているため合わせて参考にしてください。

まとめ

今回は、老人ホームの探し方について解説しました。

老人ホーム紹介センターに相談すると、条件に合う施設のピックアップから見学・入居までをスタッフにサポートしてもらうことが可能です。

あんしるは、北海道に特化した老人ホーム紹介を行っています。スタッフは介護の資格を持っているプロのため、老人ホームの探し方で悩んでいる方をサポートいたします。

北海道で老人ホーム探しに悩んでいる方は、無料で利用できるあんしるにご相談ください。