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「お酒が好きな親が施設に入居するけど、晩酌ができる老人ホームがあるか知りたい」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
飲酒ができる老人ホームは、主に5種類です。この記事では、お酒を許可されている老人ホームや、入居するときの注意点について解説します。
飲酒が許可されている施設を探している方は、読んでみてください。
飲酒が許可されている老人ホームは、下記の5種類です。
飲酒が許可されている施設は全体の1割以下のため、選ぶときはお酒が認められているか確認しましょう。
ここでは施設の特徴を解説します。
ケアハウスは、60歳以上かつ体力や筋力の低下により、自宅での生活に不安がある方や家族による援助を受けられない方が入居できる施設です。
主に提供されるサービスは、食事の提供・入浴の準備・介護や生活に関する相談です。
ケアハウスには一般型・介護型があり、飲酒できる施設は一般型が多くなっています。
ケアハウスの特徴については、下記の記事で解説しているため参考にしてください。
有料老人ホームは、健康型・住宅型・介護型の3種類がある施設です。入居できる方は、以下のとおりです。
| 健康型有料老人ホーム | 住宅型有料老人ホーム | 介護付き有料老人ホーム |
|---|---|---|
| 食事提供のサービスを受けて、身の回りのことが自身でできる方 | 食事提供や洗濯・掃除などの生活支援を受けて生活できる方 介護が必要な場合は、外部のサービスを利用して生活できる方 | 食事提供や事業所から提供される介護サービスを受けて生活する |
グループホームは、要支援2、要介護1以上で認知症の方が入居できる施設です。グループホームは認知症の方のみ入居しているため、スタッフが対応に慣れています。
しかし、認知症の症状で周囲とトラブルになる可能性のある方や、飲酒により暴力・暴言が見られる方は入居を断られる可能性があります。
また、グループホームは、住民票のある市区町村以外の施設には入居できない点に注意してください。
サービス付き高齢者向け住宅は、安否確認や買い物・受診の付き添いなどの日常生活支援を受けられます。
サ高住にはスケジュールが決まっていない施設もあり、ひとりで身の回りのことができる方の場合、自由な生活ができます。
サ高住について詳しく知りたい方は、下記の記事も合わせて読んでみてください。
特別養護老人ホームは、要介護3以上の方が入居できる施設です。要介護3以上の認定を受けている方は、日々の生活で介護が必要な状態です。
厚生労働省によると、特養に入居する方の約7割は認知症があると報告されています。
認知症の方は、飲酒してもすぐ忘れてしまう可能性が高く、転倒リスクが高くなるため、定期的な飲酒は難しいでしょう。
しかし、敬老会や花見のときは少量の飲酒を許可してもらえるケースがあります。
参考記事:介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)(厚生労働省)
飲酒できる老人ホームに入居するときの注意点は、以下のとおりです。
施設ごとにルールがあるため、見学の際に聞いておきましょう。注意点をひとつずつ解説します。
お酒の費用は、本人もしくは家族がすべて負担します。お酒を飲める施設に入居する場合は、毎月の費用+お酒代が必要です。
施設に入居する方は、金銭的な問題がないか確認しておきましょう。
設に入居後は、どこでもお酒を飲めるわけではありません。
居室や施設のスタッフがいる場所のみと指定されています。
施設には、アルコール依存症の方も入居している可能性があります。
アルコール依存症の方は、視界にお酒が入るとどうしても飲みたくなってしまいます。
指定外の場所で飲んでしまった結果、施設内でトラブルになってしまうかもしれません。
高齢者の飲酒は、転倒リスクの増加、認知症や脳血管障害などを起こす可能性が高くなります。
また、高齢者は肝臓のアルコールを分解する機能が低下しています。
お酒を飲むとアルコールが蓄積して肝臓にダメージを与えたり、血流が悪くなったりするかもしれません。
お酒を飲む場合は、日本酒であれば1合、ビールでは中瓶1本程度など、適量を守りましょう。
参考記事:健康に配慮した飲酒に関するガイドライン(厚生労働省)
健康日本21 アルコール(厚生労働省)
アルコール依存症があったり、飲酒により転倒リスクが増加したり、内服薬がある方は医師から認めてもらえない可能性があります。
薬は、主に肝臓にある酵素で分解されており、飲酒により酵素が増加するため、影響が弱くなる可能性があります。
飲酒により肝臓にダメージがある場合は、薬を分解する力が弱くなり、薬の影響が強く出てしまうのです。
何らかの病気や薬を飲んでいる方は、飲酒してもよいか医師の判断をもらいましょう。
アルコール依存症があったり、飲酒により転倒リスクが増加したり、内服薬がある方は医師から認めてもらえない可能性があります。
薬は、主に肝臓にある酵素で分解されており、飲酒により酵素が増加するため、影響が弱くなる可能性があります。
飲酒により肝臓にダメージがある場合は、薬を分解する力が弱くなり、薬の影響が強く出てしまうのです。
何らかの病気や薬を飲んでいる方は、飲酒してもよいか医師の判断をもらいましょう。
「お酒を飲むと、タバコも吸いたい」と考える方もいるでしょう。しかし、施設によっては、希望が叶えられないかもしれません。
飲酒とタバコを吸いたい方は、入居できる施設の選択肢がさらに少なくなります。両方を希望する場合は、老人ホームを探すときに可能か確認しておきましょう。
喫煙できる老人ホームについては、下記の記事で解説しているので、気になる方は読んでみてください。
飲酒ができる老人ホームに入居した後は、施設のルールを守り、入居者とのトラブルにならないよう気をつけましょう。
施設のルールを守らず飲酒したり、トラブルを起こしたりすると、退去を求められるからです。
2018年に調査された結果によると、養護老人ホームに入居した方の約3人に1人は、施設のルールになじめず退去になったケースがあると報告されています。
入居者だけでなく家族も施設のルールを理解して過ごしましょう。
参考記事:養護老人ホームにおける“生活ルール”の形成と生活支援研究報告書(公益社団法人全国老人福祉施設協議会 老施協総研)
飲酒できる老人ホームが近くにないときは、施設に入居してもらい、ときどき外泊を取り入れ自宅で飲酒してもらう方法があります。
週に1~2日であれば、家族同士で協力すると体制を整えられるかもしれません。
施設に入っても今までどおり飲酒できる機会を作りたいときは、家族の協力が必要です。
家族の介護負担を軽減しながら、本人の希望を叶えられる方法を選びましょう。
飲酒が認められている老人ホームは全体の約1割であり、自身で探すのは難しいかもしれません。
あんしるでは、北海道内の飲酒ができる老人ホームも紹介しており、相談から入居まで無料で利用できます。
ご家族の希望を叶えられる老人ホームを探している方は、お気軽にお問い合わせください。