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「生活保護を受けていたり、お金がなかったりしても入れる老人ホームがあるか知りたい」「生活保護を受けながら施設に入居するときの費用がどうなるか知りたい」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
生活保護で入居できる老人ホームはあります。4つの扶助の範囲内で支払いができれば、自己負担はありません。
この記事では、生活保護の方も費用が払える老人ホームを解説します。
また、施設を探すときの注意点や方法もお伝えするため、気になる方は読んでみてください。
生活保護の方も費用が払える主な老人ホームは、以下のとおりです。
老人ホームの入居状況や運営方針によっては、生活保護の方が入居できない施設もあります。
それぞれの特徴を解説します。
特別養護老人ホームは、入居にかかる費用が安く、生活保護の扶助の範囲内で入居できます。
入居するためには、要介護3以上の要介護認定が必要です。
特別養護老人ホームは費用が安く済むため、生活保護を受給している方だけでなく、多くの方が申し込みをしており入居待ちになる可能性が高い施設です。
すぐに入居できない場合は、空きが出るまで他の施設を利用しなければなりません。
特別養護老人ホームに入居を考えている生活保護の方は、入居待ちになる可能性が高いため早めに入居申請をしておきましょう。
介護医療院は、主に痰の吸引や経管栄養、中心静脈栄養など医療的なケアを必要とする方が入居します。
生活保護の方で医療的なケアが必要な方は、介護医療院への入居を勧められるでしょう。
介護医療院は令和6年4/1時点で926施設と、特別養護老人ホームなどの施設と比較して少ないです。
参考記事:介護医療院の開設状況について(厚生労働省)
有料老人ホームは民間企業が運営している老人ホームで、入居金が必要であったり、月額費用が高額になったりする施設があります。
全国有料老人ホーム協会が2014年におこなった調査によると、住宅型有料老人ホームの約5割、介護付き有料老人ホームの約1割に生活保護の方が入居していると報告されています。
上記の結果から、生活保護で有料老人ホームに入居を考えている場合は、住宅型の有料老人ホームを検討するとよいでしょう。
しかし、住宅型有料老人ホームの費用には、介護サービス費が含まれていません。
住宅型有料老人ホームで介護サービスを利用する場合は、介護保険が適用されるものを選びましょう。
介護保険が適用されないサービスを利用した場合は、扶助を受けられず自己負担が発生して支払えなくなるかもしれません。
介護扶助の対象となるサービスは、有料老人ホームや入居する方が住んでいる地域の地域包括支援センターに相談すると教えてもらえます。
有料老人ホームに入居を検討する場合は、ご本人の介護状況を確認して、住宅型・介護型どちらを利用するか決めましょう。
参考記事:サービス付き高齢者向け住宅の概況(全国有料老人ホーム協会)
ケアハウスには、一般型・介護型があり、一般型は満60歳以上の単身者もしくは夫婦のどちらかが60歳以上の方が入居できる施設です。
介護型ケアハウスは、要介護1以上かつ原則65歳以上が入居条件です。
北海道の一般型ケアハウスは約8万円、介護型は約10万円から入居できるため、生活保護の方も問題ありません。
ケアハウスについては、下記の記事で詳しく解説しているため、気になる方は読んでみてください。
グループホームは、要支援2、要介護1以上の要介護認定を受けた認知症の方が共同で生活する老人ホームです。
グループホームに入居できるのは、施設の所在地の市区町村に住んでいる方のみです。
生活保護の方が市区町村の異なるグループホームに入居する場合は、ケースワーカーに相談して住民票を異動しなければなりません。
また、生活保護の方が入居できるグループホームは、生活保護法による指定を受けた介護機関のみです。
指定介護機関を受けていないグループホームには、生活保護の方が入居できない点に注意してください。
指定介護機関の認定を受けているか確認するには、施設に問い合わせる方法が手軽です。
市区町村の指定介護機関を一覧で調べたい方は、お住まいの都道府県+指定介護機関で検索しましょう。
参考記事:生活保護法指定医療機関・介護機関名簿(北海道)
サービス付き高齢者向け住宅は、60歳以上の単身者もしくは夫婦が生活できる賃貸住宅です。
月額費用が約8万円から入居できる施設もあるため、生活保護の方も入居可能です。
サ高住は、安否確認や買い物などの日常生活の支援を受けられます。
また、他の施設と比較して外出や外泊の許可を得やすいため、「自由に暮らしたい」と考える方に向いている老人ホームです。
サ高住の特徴や費用について、下記の記事で解説しているため参考にしてください。
生活保護で入居できる介護施設は、自己負担がほとんどありません。
生活保護には8つの扶助があり、生活扶助、住宅扶助、介護扶助、医療扶助で老人ホームの費用を支払っています。
生活扶助の金額は、たとえば単身65歳で夏の北海道札幌市在住の場合7万3850円で、住宅扶助が5万7000円です。
合計すると13万0850円となり、約13万円で家賃と食費、日常生活費を支払える施設を探さなければなりません。
13万円以内で入居できる老人ホームが見つかれば、自己負担なく支払いできます。
お住まいの地域により生活扶助・住宅扶助の金額は異なるため、支給金額を確認しておきましょう。
参考記事:福祉・介護 生活保護制度(厚生労働省)
級地区分(H25.4.1)(厚生労働省)
生活保護制度における生活扶助基準額の算出方法(令和5年10月)(厚生労働省)
生活保護の方も入居できる老人ホームを探す方法には、下記があります。
それぞれ見ていきましょう。
要介護認定を受けている方は、ケアマネジャーに生活保護で入居できる老人ホームがないか相談してみましょう。
ケアマネジャーとケースワーカーは連携しているため、日常生活における状況や必要な介護サービスを判断してもらえます。
生活保護を受給している方には、担当のケースワーカーがいます。
ケースワーカーは定期的にあなたのもとを訪問するため、老人ホームに入居したいことを相談してみましょう。
現在住んでいる市区町村以外の施設に入居を考えているときも、ケースワーカーに必ず伝えましょう。
ひとりで生活が可能であれば、主に生活保護の方が利用できる「無料低額宿泊所」を紹介してもらえます。
ケースワーカーは1人で複数名を担当しており、すぐに対応してもらえるとは限りません。対応が遅いと感じたときは、再度相談してみましょう。
参考記事:居住支援について|厚生労働省
扶助の範囲内で利用できる施設を探すには、施設紹介サービスの利用もひとつの手段です。
生活保護の範囲内で費用を払える施設を把握しているため、住んでいる市区町村内の条件に合う老人ホームを探してもらえます。
北海道で生活保護の受給範囲内で入居できる施設を探している方は、あんしるにご相談ください。無料でご相談から施設探しまでサポートいたします。
生活保護で入居できる老人ホームを探すときの注意点は、以下のとおりです。
ひとつずつ解説します。
生活保護で入居できる老人ホームを探すときは、施設によって入居までに時間がかかる点に注意しましょう。
先ほども解説したように、特別養護老人ホームやケアハウスは費用が安く、入居待ちとなる可能性が高くなっています。
入居待ちの期間は、長い場合1年以上待つ場合もあります。
入居までに時間がかかる老人ホームを選ぶ場合は、一時的に生活する施設も考えておきましょう。
生活保護の方が入居できる施設には、保証人を求められる施設があります。家族が保証人になってもらえる場合は、問題ありません。
しかし、身寄りがいなかったり、保証人がいなかったりする場合は、希望の施設に入居できない可能性があります。
生活保護の方は、希望する施設に入居できない可能性があります。
施設が利用できる人数を制限していたり、生活保護の範囲内で利用できる老人ホームが限られたりするからです。
納得できる条件の老人ホームを探したい方は、あんしるにお問い合わせください。
今回は、生活保護の方も費用が払える老人ホームについて解説しました。
今回解説した施設の特徴を参考に、入居する老人ホームを考えてみてください。
あんしるでは、北海道の老人ホームを無料で紹介しています。
生活保護で条件に合う施設を紹介した実績があるため、老人ホームをどうしようか悩んでいる方はお問い合わせください。