札幌で看取りができる施設はどこ?選ぶときのポイントや入居後の注意点も解説

「家族の状態が悪くなって自宅で介護を続けるのが難しい…」「札幌で看取りに対応している施設はどこなのか知りたい…」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

看取りの時期には「自宅で過ごしたい」と考える方もいますが、周囲のサポートが重要であり、簡単ではありません。そのため施設を選ぶ方もいます。

看取りができる施設は、特別養護老人ホームや有料老人ホームなどさまざまです。

施設を選ぶときには、アクセスの良さ、面会時間、危篤時に老人ホームに泊まれるのかなど確認しておく必要があります。

この記事では、看取りに対応している施設、費用相場を解説します。また、施設を選ぶときのポイント、入居後の注意点について解説するので読んでみてください。

看取りに対応している介護施設

老人ホームの1室

看取りに対応している介護施設は、主に下記があります。

  • 特別養護老人ホーム(特養)
  • 介護老人保健施設(老健)
  • 介護医療院
  • グループホーム
  • 有料老人ホーム
  • ホスピス

厚生労働省によると、施設での看取りは約14%と2000年の2.4%と比較して増加傾向です。近年は施設で看取り体制のある施設も増えているため安心してくださいね。

各施設の特徴や看取りの対応について見ていきましょう。

参考記事:第5表 死亡の場所別にみた死亡数・構成割合の年次推移(厚生労働省)

【テーマ6】人生の最終段階における医療・介護(厚生労働省)

特別養護老人ホーム

特養は看護師が日中のみ勤務し、医師の診察は週1回がほとんどです。

看取り希望で入居する場合、基本的に点滴や人工呼吸器などの延命治療は行われません。

食事を摂る量が少なくなっても、本人の希望に応じて食べてもらうように援助し、自然な看取りを提案されるケースが多いです。

特養は介護スタッフが24時間常駐しているため、日常生活におけるケアは行ってもらえます。

しかし、夜間に看護師が不在となるため、夜間は医療ケアの対応ができません。

夜間に痰の吸引が必要だったり、気管切開をしていたりする場合は、入居を断られる可能性が高いため注意してくださいね。

介護老人保健施設

介護老人保健施設は、自宅に帰るためにリハビリを主に行う施設ですが、入居前に相談すると看取りの方を受け入れてもらえる場合があるのです。

特養との違いは看護師が24時間常駐しているため、痰の吸引や点滴など医療的なケアにも対応してもらえます。

しかし、中心静脈栄養や人工呼吸器などの高度な医療行為には対応していない施設が多いため注意してくださいね。

介護医療院

介護医療院は、介護と医療的なケアを必要とする方が入居できる施設です。

医師・看護師が24時間常駐しているため、痰の吸引や点滴、人工呼吸器や気管切開、中心静脈栄養が必要な方も受け入れてもらえます。

看取りに対応している施設がほとんどのため、家族が不安でもスタッフに相談すると教えてもらえます。医療的なケアが必要な方も安心して生活できるでしょう。

グループホーム

グループホームは認知症の診断がある方のみ入居できる施設です。

認知症の方の看取りに対応している施設もあります。しかし、全てのグループホームが看取りに対応しているわけではありません。

また、グループホームには看護師が働いていない施設もあります。介護スタッフは在籍していますが、看護師がいなければ看取り目的で入居した後に、点滴などの医療行為を希望してもすぐに対応してもらえません。

体調が悪くなったときには、提携の医療機関に対応してもらうケースが多いです。

体調が悪い場合は、入院になるケースもあるため、提携している病院を事前に確認しておいてくださいね。

有料老人ホーム

有料老人ホームは、健康型・住宅型・介護付きの3種類があり、看取り希望で入居する場合は介護付き有料老人ホームが選択肢になるでしょう。

介護付き有料老人ホームは、介護スタッフが24時間いる施設がほとんどです。

看護師の勤務状況や医療的なケアに対応しているのかは施設によって異なるため、面談の際やホームページで確認しておきましょう。

ホスピス

ホスピスは、治療ではなく痛みを取り除く「緩和ケア」が主な施設です。

末期のがんや難病で余命宣告を受けている方などが主に入居しており、苦痛の緩和をするために医療的ケアも積極的に行われます。

もちろん看取りに対応しており、医師や看護師が対応に慣れているため、入居する方は安心して過ごせるでしょう。

末期がんなどの病気で、自宅での看取りが難しいと感じたときにホスピスを選択される方は多くいます。

入居できる方は限定的ですが、専門的なケアが提供されるため、最後まで自分らしい生活を送りたいと考えている方に向いている施設です。

札幌で看取りに対応している施設の費用相場

値段をノートに調べる

札幌で看取りに対応している各施設の費用相場は、下記のとおりです。

施設の種類入居金月額費用
特別養護老人ホーム0円約9~13万円
介護老人保健施設0円約8~15万円
介護医療院0円約8~15万円
有料老人ホーム0~約5,000万円約10~50万円
グループホーム0~約15万円約11~16万円
ホスピス0~約22万円約10~21万円

上記の費用は目安のため、要介護度や薬・医療的ケアの有無などによって料金が異なります。また、北海道は冬期に暖房費で5,000~10,000円の費用が必要です。

ホームページでの料金は想定のため、入居前の面談の際に実際どれくらいの金額になるか確認しておきましょう。

介護施設と病院の看取りの違い

介護施設と病院の看取り対応についての違いを調べる高齢の女性

介護施設と病院の看取りの主な違いは、以下のとおりです。

介護施設病院
行事の有無ありなし
末期がんによる痛みを和らげる薬や点滴の使用点滴で管理している方は不可(医療用麻薬のみであれば対応している施設もある)可能

詳細をそれぞれ解説します。

介護施設

介護施設では、本人や家族の希望に合わせた看取りが行われます。

先ほども解説したように、介護施設での看取りは、点滴や経管栄養などの医療的行為は行われません。

介護施設では、定期的に敬老会や花見など行事があるため、楽しみのある生活を送れる点が魅力です。

病院

病院は治療を主に行うため、延命を希望しなくても1日1本の点滴が提供されるケースが多くあります。また、痰の吸引や呼吸器での管理など施設では対応できない医療的ケアにも対応しています。

病院の看取りには「ターミナルケア」と「緩和ケア」の2種類があります。

ターミナルケア

ターミナルケアは、終末期といわれる看取りの時期に行われるケアです。

延命治療は控えて残りの時間を本人らしく過ごせるようサポートします。本人だけでなく、ご家族も含めてサポートする点が特徴です。

緩和ケア

緩和ケアは先ほど「ホスピス」で解説したように、末期のがんなど特定の病気を抱えている方に対して、痛みや苦痛を和らげるケアを行います。

緩和ケアに入院すると、医療麻薬(強い鎮痛剤)の点滴を投与してもらえるため安楽に過ごせます。また、看護師や医師が定期的に巡回し、ご本人や家族の精神的な負担を軽減できるようサポートしてくれるでしょう。

札幌で看取りに対応している介護施設を探すときのポイント

ポイントを手に乗せて現す

札幌で看取りに対応している介護施設を探すときのポイントには、下記があります。

  • 面会対応時間
  • 看取りの実績や対応の有無
  • いざというときに宿泊の許可がもらえるか
  • アクセスしやすいエリアにする

一つずつ見ていきましょう。

面会対応時間

面会時間は施設によって、「日中のみ」や「21時まで可能」などルールが異なります。

遅い時間まで面会可能であれば、仕事終わりなど忙しい方も通いやすくなります。看取りの時期は「面会頻度を多くしたい」と考えるのは自然です。

「日常生活に合わせて面会時間が遅くまで可能であれば嬉しい」など希望がある場合は、条件に合う施設を探すと、後悔しない看取りにつながります。

看取りの実績や対応の有無

そもそも看取りに対応していない介護施設もあるため、看取りに対応しているか確認してくださいね。

看取りに対応していなければ入居してから、再度入居先を探す必要があり、ご本人・家族の負担になってしまいます。

また、看取りに対応していても実績がないケースでは、いざというときに対応が不十分に感じるかもしれません。

看取り実績がない施設に入居する場合は、この章で解説している項目を事前に質問しておき、いざというときに困らないようにしましょう。

いざというときに宿泊の許可がもらえるか

看取りの時期は、いつ最期の瞬間が訪れるかわかりません。

「家族の最期を見届けたい」と希望がある方は施設に宿泊するケースもあります。いざというときに宿泊ができなければ、最期を見届けられず後悔してしまうかもしれません。

特に看取りに対応していても、実績が少ない施設に入居するときは確認してくださいね。

アクセスしやすいエリアにする

看取りの時期は「面会に多く通いたい」と考えるでしょう。

アクセスが悪いエリアや時間がかかる施設では、毎日の面会は大変です。また、到着までに時間がかかる施設では、緊急時に呼ばれたときに焦りから事故に遭う可能性もあるのです。

面会の通いやすさや緊急時にもすぐ施設に向かえるように、できるだけ自宅から通いやすいエリアがおすすめです。目安は車で15分~1時間以内にある介護施設を選ぶと良いでしょう。

看取り目的で施設に入居後の注意点

注意点を虫眼鏡で見る

もし最期を迎えたときの対応について、ご本人と家族、医師で話し合っておきましょう。

「施設で最期を迎えたい」と考えていても、緊急時の対応が決まっていなければ、治療の必要があると判断され救急搬送するケースがあるからです。

緊急時の対応について、入居時に書面に記載する施設がほとんどのため、方針が決まったらサインしておきましょう。

まとめ|札幌で看取りに対応している施設を探すならあんしるへ

今回は札幌で看取りに対応している施設について解説しました。

施設は複数の種類があり、看取りに対応している、かつ希望に合う施設を探すのは大変です。

札幌で看取りに対応している施設を探すときは、北海道に特化して老人ホームを紹介しているあんしるへご相談ください。

本人の状態や必要なケア、ご家族の希望に沿った施設を無料で紹介いたします。

「今の状態で受け入れてもらえて、看取りにも対応している施設があるのか知りたい」など相談のみの利用もできるため、お気軽にお問い合わせください。